うろもとなずなの" #うろぐ "

皆の思うようなことしか書かない

一番悲しいワンフェスの報告

 お疲れ様です。今回はタイトルのようにワンフェスの報告です。辞めはしませんが悲しいお知らせです。

 

 先日開催された「ワンダーフェスティバル2017SUMMER」にて「検見川ケミカル」として八神マキノを出品する予定でしたが、間に合わせることができませんでした。

 

 原因は複製の失敗、具体的に言えばオス型作成後の離型剤塗り忘れです。この手のミスについてはナイフで切り込みを作りシリコンの性質を利用し型を引き裂くという正しい対処法が存在するのですが、それを知らずノコギリで切り開いてしまいました。ノコギリは対象を削り切断するため、削られた分断面同士の間に隙間が生じます。切り開いた型を使い回してしまったために複製の際レジンが漏れるようになってしまった、というわけです。それが大会前夜のことですから、時すでに遅し、為す術無しでした。しかも、前回の記事で写真を晒した型の他にもう1つの型で同様のミスを犯してしまったため、複製は困難なものとなってしまいました。ミスがミスを呼ぶ隙の生じた二段構えと言ったところ。


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問題の型、二つ目

 

 開会して20分でマキノ目当てに卓を訪問してくれた方が現れた時は、申し訳なさと悔しさに沈みました。もう二度とこんな思いはしたくない。卓の配置は8-22-01と幸運を授かっていただけに虚しさが引き立ちました。ケミケミの旗揚げとしては勝手に痛い洗礼を浴びたという結果でした。ヒロマサタローさんの火々里綾火に救ってもらった格好です。すみません、ありがとうございました。

 

 なお、マキノに関しては商品サンプルや完成写真が必要であったため、その提出のための闘いが続くほか、ペナルティとしてケミケミ及び原型制作者は次回(2018冬)のディーラー参加停止となりました。従ってケミケミにとって次のワンフェスは早くて一年後です。今大会はけものフレンズが目立ちましたが、次出る時はまたガラリと変わった環境を見ることとなりましょう。

 

 さて、ワンフェスへのディーラー参加は早くて来夏ということとなりましたが、フィギュア作りや発信ができなくなったわけではありません。マキノでのリベンジはもちろん、次なる何かを作るとなれば半年造形から離れることは大きな後退を意味し、生きがいの喪失に繋がりかねません。闘いの後始末的延長戦を終えたら、ネタ決めに始まる次の制作に取りかかりたいところです。無論大祭で大人気ないOBを演じるというかつての誓いは果たすつもりです。他で(笑)

 

 ということで社会人になってしまった後に最悪のスタートとなりましたが、ケミケミはその実験を続けていきたいと思いますので、今後ともよろしくお願い致します。

 

 最後になりましたが、今回のワンフェスでも古巣の千葉大学模型同好会をはじめ多くの方に助けられました。感謝の言葉を遅らせていただくと共に迷惑をかけ期待に応えられなかったことをお詫びいたします。